2023年3月に退職したらっきーです
少し前にNHKのクローズアップ現代でFIREの紹介がありました
FIRE(経済的に自立して働かずに生きる生き方)を目指す動きが若い世代を中心に広がっているそうです
FIREの例
この時の番組で紹介されていた例は以下の4例でした
西野さん(49) 6年前にFIREを実現 月収80万円
FIREのきっかけ:仕事を続けてもいずれ家計が破綻することが分かり、
16年かけてFIREを達成
現在の状況:趣味のスノーボードを楽しむ生活
その他:今最も大切にしているのは、家族と過ごす時間
細田さん(33) 6年前からFIREを目指す 大手企業の正社員 月収45万円(8割を投資)
FIREのきっかけ:長時間労働やパワハラなどによる心身のストレス
現在の状況:FIREを目指して倹約生活中
その他:目標は、2年以内に今の会社を辞めること
つつましくとも仕事に縛られない生活を送りたいと考えている
古川さん(51) 5年前にFIREを実現 月収90万円
FIREのきっかけ:上司のパワハラから逃れたい
現在の状況:テレビや読書で時間をつぶす毎日
人と関わる機会や、社会に認められているという実感が
減り、徐々に心がふさぎこむ
数か月前から心理カウンセリングを受けているあんぱんさん(36) 2年前にFIREを実現 総資産6千万円
FIREのきっかけ:不明
現在の状況:金融関連企業に再就職が決まり、毎日4時間の勉強中
その他:旅行やゲームをしても自分が成長できないので
むなしく再就職を決意
満足度の低い日本の労働環境
FIREというと大金を支えに遊んで暮らす生活をイメージされることが多い気がします
しかし、この番組の解説ではそういうイメージとは違う実態を説明しています
海外と日本の労働環境を比較すると、日本だけ30年間上がらない給料、低い働き方に対する満足度があるそうです
紹介された4つの事例でも低賃金や長時間労働やパワハラなどがありました
日々のニュースでも仕事関連のストレスで自殺された方の報道が後を断ちません
ストレスによる休職、長時間労働で家事や育児ができない男性、死ぬまで働き続ける老人など今の日本の労働環境は辛いことが多いと感じます
日本の自殺者は年間で約2万人おり、令和4では動機が「経済・生活問題」(約4,700名)、「勤務問題」(約3,000名)でした
自殺者の半分近い方が、働いてお金を稼ぐという当たり前の生活を続けることができず死を選んでしまっています
この辛い現実を変えるための一つの方法が経済的に自立して働かずに生きる生活=FIREなのかと思います
FIRE関連の書籍と日本の世帯所得
NHKの番組でFIRE関連の書籍も増えていると説明がありましたが、Amazonで「FIRE」関連の書籍を検索すると「年収300万円」や「会社員」といったキーワードを含む本が人気のようです
過去のNHKスペシャルでは今の日本の世帯所得の中央値は374万円(25年前からおよそ130万円減少)だそうなので、これらの書籍では日本の平均な所得の方に向けて、仕事をしなくても生きていく方法を提案しているのだと思います
一部の能力の高い人たちは、医者や弁護士などの資格を取って高収入の職業についたり、起業して多くの収入を得ることがでるのでしょう
プロスポーツ選手は普通の会社員が一生かかっても稼げない金額を一年で受け取ったりできます
でも、普通の会社員は心や身体をすり減らしながら必死に働いても日々、生きるのがやっとの収入しか得られません
この国で幸せを掴むために
らっきーは、バブル崩壊やそれに伴う就職氷河期や失われた30年は、政府や民間の偉い人たちに原因と責任があると思っています
彼らが変わらなければいつまで経っても「失われた○○年間」が繰り返され、良い方向に変わりません
いつも選挙では野党に投票していますが残念ながら当選するのは与党議員ばかりです
なぜこの国の国民は、税金を増やし経済政策に失敗し続け国民生活に無頓着な政党を支持して野党を支持しないのでしょうか
自分が投票したいと思う候補者がいないからと投票しなかったり白票を投票しても与党が当選することに変わりありません
与党と野党が適時、交代することで双方が切磋琢磨し健全な政治が行われるのだと思います
特別な能力のない個人が社会からのストレスに対してできる対策は、FIREくらいしかないのかもしれません
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